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こんた農園によるDX取り組み powered by QMS TRACE

7月9日、山形県河北町に所在する「こんた農園」を訪問しました。同園は果樹や野菜栽培に適した環境を生かし、さくらんぼ、ラフランス、里芋や長いもの栽培/販売を行っています。紅秀峰にQMS TRACEの二次元コードをつけて販路拡大をする可能性について協議するため、園主である今田氏とお話をする機会を頂きました。 今回、QMS TRACEの試用として、最後に出荷された紅秀峰の1箱に、紅秀峰の説明やこんた農園の紹介を入れた二次元コードを添付して出荷しました。初めての取引であったので、面談時に、QMS TRACEに既に登録された情報を紐づけて実際に請求書の発行と送信を行いました。現状、出荷する商品について手書きやワードを使った請求書を郵送しており、今後はその手間やコストが大幅に省けるというコメントを頂きました。また、買い手側も、商品にすでに紐づいた情報をもとにした請求書がPDFで可視化されるので、請求処理業務がかなり楽になることが期待できます。 同農園は最近マスコミでも取り上げられ、特にサクランボは売り切れが続くほどの忙しさとのこと。「人手が足りないので、事務作業の効率化は非常に意味がある上、HPを自身で運営しているからこそ、デジタルの意義と必要性が深く理解できる。デジタルが効率化に繋がるという意味がよく分かる。」と、力強い感想を今田氏より頂きました。 QMS TRACEの活用により、農作物の付加価値を消費者がリアルに体感できる機会が生まれる―その可能性を強く感じる訪問となりました。このような取組みは、地域産業の今後の発展にもつながるのではないかという思いを抱いています。こんた農園さんの活動をQMS TRACEでお手伝いしたいと思っています。

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中央フードサービス株式会社×佐々木製茶株式会社 powered by QMS TRACE

 5月21日、中央フードサービス株式会社のお取引先である佐々木製茶株式会社(静岡県掛川市)を訪問しました。同社は茶葉の摘採、製造、包装までを自社で一貫して行っており、深蒸し茶を主力製品とする老舗。これまでに農林水産大臣賞を通算34回受賞し、ベルギーのInternational Taste Institute(旧iTQi)で日本茶として初めて三ツ星を受賞するなど、その品質は国内外で高く評価されています。 訪問は、丁度新茶の収穫が終了した時期にあたり、佐々木製茶株式会社が自社管理する雄大な茶畑を見学することができました。日本では「お茶はタダで出てくるもの」という観念があり、だからこそ、ホンモノへのこだわりと日々の努力をダイレクトに伝える重要性を認識し、同社は様々な情報発信を行っています。 その後、本社事務所にて、今後中央フードサービス株式会社と新たに取引が始まる商品について、デジタルツール「QMS TRACE」の活用について説明会を行いました。中央フードサービス株式会社は、「生産者の思い」をお客様にダイレクトに伝えることで得られる信用への期待を述べられました。一方、佐々木製茶株式会社からは、毎月の請求業務において、紙やPDFを使用した手作業の負担や、ネット対応していない個人商店との取引など、アナログ作業を効率化することが今後重要になるという話を伺いました。  併設されている「茶の庭」ではお茶の魅力を生かした多彩なメニューを楽しむことができます。後ろに広がる茶畑ののどかな雰囲気の中で、今後の取り組み方針についてのまとめをしました。Peppolを利用して請求された商品の二次元コードをスキャンするお客様の笑顔を想像しながら、デジタルツールが広げる様々な可能性を今後も探していきます。

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イベント Peppoland Q Tokyo – デジタルツール ユーザーの声

Triplo M’s S.A.社はデジタル庁と共催で、イベント’Peppoland Q Tokyo’を執り行いました。本イベントは、QMS TRACEとPeppol e-invoiceの組み合わせを利用してB2B, B2Cそれぞれの場面で得られたメリットについて、実証参加企業が意見交換をする目的で企画されました。 初日、2月12日は「理念の訴求」をテーマに、赤坂の料亭「とだ」が中心となり、サプライヤー企業が「ホンモノ」、「やさしさ」、「匠」をリアルに消費者に届けて価値を高め、生まれた新たなビジネスをPeppol e-invoiceを利用して効率化する、という企業の声を聞きました。 各社それぞれの「理念」をデジタルツールに託してビジネスを広げる取り組みを聞くのは大変貴重な機会となりました。 二日目、2月13日は「作り手の思い、食の安心の訴求」をテーマに、ゆいまーる沖縄(伝統工芸品の工房とその卸)、中央フードサービス(自社の扱う「出汁」のサプライチェーン)の取り組みについて紹介がありました。 地元の「食の安心」を消費者に伝える実証を行った平塚市役所産業振興課も参加されました。デジタルツールを用いた消費者への訴求は製品の付加価値を高めるだけではなく、地域活性化に一役買う可能性もあると議論されました。 譲れない伝統やこだわりをデジタルとアナログの組み合わせで付加価値を高めていく、そんな理念を持ち実証に参加された企業さんたちとの意見交換は有意義なものでした。最後にデジタル庁加藤企画官から、各社それぞれが目的に合ったデジタルツールの「使い心地」を感じながら、請求業務にPeppol e-invoiceが「natural choice」として利用される本実証に対する意義への言及と、参加企業さんへの謝意がありました。

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茶の匠 x QMS TRACE – 原野製茶本舗

奥八女茶の里に有る原野製茶本舗は、「茶の匠」を消費者の皆さんに伝えることを目的に、出荷されるお茶や関連する商品の一部に、QMS TRACEを利用して「思いを込める」差別化の実証を始めることになりました。 人気お菓子「茶の葉かすていら」をQMS TRACEに入力します。既にSNS等を利用した発信を積極的に行っている原野営業部長は、難なくアプリにデータを入れることができました。今回は25年2月に予定されているイベントの為に使われるお茶やお菓子など、数種類の商品をアプリに登録します。これら商品を新規客先に販売するにあたって、デジタルインボイス JP PINTを利用して売り手/買い手双方の効率化を図ります。 茶の葉堂で扱っているお茶や商品の種類は数多く、それぞれの特徴等について原野営業部長を始め、スタッフの方々が丁寧に説明をして下さいます。 訪問の最後では原野社長自らが抹茶を振る舞い、原野製茶がどのように文化や伝統を守りながら、新しい市場も求めて活動をされているのかを説明されました。季節ごとにお取引先などを集めた「感謝祭」を行い、地域の団結やその活性化にも努めているようです。同社のそのような取り組み、商品の「価値」を、今後はQMS TRACEを使ってより多くの方に広めながら、アドミ業務の効率化を図っていきたいとの事です。 日本の生活文化に欠かせないお茶、「当たり前」ですがその「価値」を、改めてデジタルで感じてみませんか?

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