(尾鷲)地域経済活性化実証 ‘Peppol Inside’

2024年5月7日、三重県尾鷲市でデジタルツール、とりわけブロックチェーンとデジタルインボスの仕組みを活用した地域経済活性化の実証が行われ、QMS International S.A.も参加しました。尾鷲物産株式会社、株式会社ティーティーアンドスマイルの協力を得て、尾鷲物産で養殖されたブリを東京の料亭「とだ」に届けるにあたり、地域経済活性化と食の安心安全の訴求を、デジタルツール「QMS-TRACE」を活用して実現する実証を行いました。

まずはじめに、養殖ブリの水揚げを記録します。出港、水揚げ、加工場、それぞれの過程における必要なデータをアプリに記録していきます。

加工場に運ばれた魚は色々な品質チェックの後、出荷されます。この工程も、必要な情報をアプリに記録していきます。

記録されたデータは二次元コードをスキャンすることで可視化され、消費者の方が自分の食している魚がどこで取れ、どのように運ばれてきたかを知ることができます。

出荷する魚の請求は、デジタル庁が取り組みを主導するデジタルインボイス、JP PINTに対応した適格請求書のデータにて行われます。販売する魚のデータが記録されたアプリから、請求書作成に必要な情報を自動連係し、JP PINT適格請求書の作成ツールに読み込みます。必要事項を記入、確認の後、Peppolにて送信します。買い手が受信したデジタルインボイスは、支払い電文にもなり、振り込み作業もデジタルで行われます。売り手、買い手両社において、ミスの軽減、作業効率化など実現されます。

実証実験の最後に、今回参加した各社が地元放送局のインタビューに答えて、それぞれの思いを語りました。

デジタル化のラスト1mileは社会の基礎となるデジタルインフラにとって非常に需要と思います。ユーザーのニーズの組み合わせを手軽に実装、拡張できるデジタルツールにて実現し、アナログとデジタルのバランスのとれたエコシステムができるよう、引き続き提案して参ります。

ご協力頂いたた尾鷲物産の皆様、株式会社ティーティーアンドスマイルの皆様にお礼申し上げます。

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